貴方の周りのオタ友にご注意


ショタもいい。ロリもいい。ほのぼのもいい。ギャグもいい。
だけど一番向いてるのは
なんといっても男性向けでござろう。
しかもオーソドックスなの。

「はぁ・・・ボク男なのに・・・っ、こんな、女の子のカッコウで・・・」

みたいな感じの。
○○○ついててもたぶん無問題でござるよ。あれだけ可愛かったら。

「団吾殿、やはりあまり間違ったことを描いていたらおかしいでござるよ」

拙者の家でふたりきり、同人誌を描きながらおもむろにそう切り出した。

「読者さんは我々より年上でござるし」
「うーん。わかるけど・・・」


団吾殿はちょっと恥ずかしそうにシャーペンを指でくるくる回した。

「エロ同人誌描くにはまず自分で経験してみないと!」
「いじわるいわないでよ」

ぷっと頬を膨らませて拙者を睨む。か、かわいい。

「相手いないもん」
「せ、拙者でよければ、喜んでお相手つかまつるでござる!!」
「どうしたの。いつもに増して時代劇調になってるよ?
んー・・・ちょっとだけなら」

小首をかしげて拙者の顔を覗き込む。

「ほんとにちょっとだけだよ?」

あーもうかわいいなあ。
そのかわいさが拙者をあおるのでござる。
拙者、団吾殿のためなら犯罪者になっても悔いはないでござる。


拙者のベッドに長々と寝そべる団吾殿。
まさに俎上の鯉。
ふふふ。いただくでござるよ。

「うつぶせになってくだされ」
「え、なんで?」
「まず首からいくでござる」
「そんな本格的でなくていいのに・・・」
「団吾殿、これは?」
「あ・・・ちょっと、へんな感じ・・・」 

このへんにもあると風の便りで聞いたでござるよ。

「団吾殿は背中もすごく綺麗でござるね・・・」
「はぁぁ、そこ、すごい・・・」

体中くまなく試してみるでござるからね。

「そろそろ一番肝心なところを試してみるでござる」
「あ、だめ・・・そこだけは」
「ほお、ついてたついてた」
「あたりまえだよっ」

ふふ、見えないけどきっと可愛い顔で怒っているのでござろうな。

「いや、わかっていたでござるが、
団吾殿があんまりかわいらしい声を出されるから・・・」

手に力をこめると、団吾殿、「きゃうっ」とかわいい悲鳴をあげた。

「ちゃんと固くなってるでござるね・・・どれ、こうしてみたらどうでござる?」

そろそろ気づくでござろうか?さすがにここまでされては・・・。

「ひゃ、それ、なに?」
「ローションでござるよ。これで気持ちよくなるはずでござる」


団吾殿は危機感なさ杉でござらんか?
いくら友達だからって信用しすぎでござるよ。拙者が言うことではないでござるけど。

「ひゃああああ」
「団吾殿のすごく感じやすいんでござるね・・・かわいいでござる」
「うう・・・」
「団吾殿そのもののようにここもうぶで・・・
食べちゃいたいくらいかわいい・・・」

ひくひくと痙攣し、おとなしくなった体から
ズボンを下着ごとと引きおろす。
ああ、神々しいまでに美しいお尻!
温泉でちらりと見たときから
あの真っ白いお尻をわしづかみにしたいと望んでいたのでござる。
夢がかなったでござる。

「!だめ!そこ、お尻の穴だよ・・・!?」
「確かにお尻の穴でござる。
お尻の穴でござるが、ここも大事な性感帯なんでござる。
だまされたと思って拙者にまかせてみてくだされ・・・」
「や・・・そんなとこに・・・信じらんない・・・」
「ふふ・・・そうは言っても、だんだん気持ちよくなってきたでござろう?
団吾殿のかわいいここ、また固くなってるでござるよ?」
「あうう・・・」
「ほら、もう嬉し涙を流して・・・団吾殿のここは正直でござる・・・」

我ながらいやな高校生でござるね・・・。
でもしかたない。オタなので言葉責めもステレオタイプなんでござるよ。

「あ・・・あうう・・・」
「ここでイくのは女人がイくのと同じなんでござるよ。
思い切り声を出していいでござる。
さあ団吾殿、『ボクを女の子にしてっ』て言いなされ」
「ボ・・・ボクを女の子にして・・・うんと気持ちよくして・・・」

ああ、素敵でござる。
団吾殿にはやはり男性向けが一番向いてるでござる。

「よくできました。そらっ」

なんてのはどうでござろう・・・。

あ、ここまで拙者の妄想だったんでござるよ。
本気にしたでござるか?
いくら団吾殿でもそこまでだまされやすくはないでござる。

はぁ、ほんとに今月のまろん同盟萌え同盟の新刊はなんにしようでござるかねぇ・・・。




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