切れるときには切れます
「いや、正直、今日のが一番引いたわ」 「そう?気に入らなかったかな?とは思ってたけど」 「気に入らなかったですむと思っているお前はすごいよ。 抱き枕や女装コスはそれなりにありだったんだけどな」 「ありなんだ・・・」 「二次元美少女好きなら二次元美少女だけでいいだろ。 なんで生身の女に萌えを求めるの? 首尾一貫してないのがイラッとする」 「イラっとされても」 「ちょっとかわいい女がちょっと萌え系のかっこして ちょっとナヨナヨシナシナしたら萌えーなんだ。 演技なのわかってるだろ?」 「それはもちろん。あの方達もお仕事だから」 「けっ。オタクの皆さんって、生身の女なんて大嫌いなのかと思ったら なに?ほんとは触れ合いたいとかそういう欲求あるわけ?」 「そんなまなまなましい」 「それが男という生き物の宿命か? 人畜無害のボンボン面してお前も男だったってことか。そうかそうか。ふんっ」 「なんで怒ってるの」 「萌えさえまぶせばびっくりするくらい金落とす。 オタほどチョロい人種もないな。 あれだ。風俗店とか絶対あるよな。 エロマンガに出てきそうなこと言ってやったらイチコロだろ。 「恥ずかしいから目つぶってて・・・」とか「く、くやしい!!ビクンビクン」みたいな」 「茶越くん」 「なんだ」 「不潔」 「お前こそ不潔だっ。構造同じじゃんか」 「全然違います。風俗にはロマンがないです」 「お前なんか散々搾り取られた挙句ボロ雑巾みたいに捨てられて ショックで死んでしまえっ!くやしい!バカ!」 「だから、なんで怒ってるの?」 「オレが女だったらあんなんより百倍かわいかったのによ! お前なんかメロンメロンにしてやったのに!」 「ごめん。九割方わかんない。というか、受け入れるの、脳が拒否する」 |
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