甘党兄貴にも食べられないものはある


いや、気づいてました。
いつのまにかいい位置に覗き穴っぽいのあるの(汗)
でも、まさかと思ってた。あのチョコたんが・・・、ねえ。

だって、ふたりとも、覗かれてるの気づかないほど鈍いわけじゃないし。
絶対気づくはずだって思ってた。
それだけ夢中だったってことかな。わ、恥ずかしい。

おにいちゃんのいない間にこっそり覗き穴掘ってたんだ・・・。
清純な顔して悪い子だなチョコたん・・・。

まさかまさかチョコたんが・・・。
まさかチョコたんが・・・。

へんな気配がすると、火讐くんがさっとドアを開けてみたら、
そこにいたのは・・・。

「おにいちゃん・・・」

床にぺったり座り込んでいるチョコたん、
自分のしていたことを全然隠そうとしないで火讐くんを見つめてる。
それは、ああ、なんといいますか、
直視するのが申し訳なくなるくらいしどけない姿でした・・・。

「知世!お前、見てたのか・・・!」

火讐くんも隠そうよ。せめて前くらいは(汗)

「なんで顔赤いんだ?指に絡まってる透明な液は・・・」

わーーー!火讐くん、天然でえろいよーー!

「おにいちゃんの・・・せいだよお・・・」

ちょ、チョコたん、その潤んだ目・・・!やばいって!
火讐くんがその気になったら・・・!
て、まさかね、そんな・・・。

「おにいちゃんが・・・番長さんばっかり・・・構うから・・・私・・・」

その・・・濡れた指を噛み締めて切なそうに。
めくるめく18禁ワールドのはじまりだぁ!!!


「知世、さみしかったんだな。すまなかった」

え?え?なにこのしんみりモード。

「さみしくてこんな・・・ひとり遊びさせてしまって・・・」

火讐くん、チョコたんの噛んでいた手をやさしく外させた。
その手を取って爆弾発言。

「悪かった。お前も入れ」 

ほんとに新しい世界がはじまったーーー!!!

「兄貴、妹も可愛がってやってくだせえ」

かかかかか火讐くーーーん!!!

ああ、あかん・・・完全18禁だ・・・。

「知世、にいちゃんの知らない間におとなになってたんだな・・・」

ちょ、ちょ、待って。待ってよ。

「いつのまにか、胸もこんなに・・・」

だだだだだめだってーーー!

ああ、火讐くんなら、動物が我が子を舐めて綺麗にしてあげるくらいの気持ちで
しちゃうのかな(汗)
火讐くんならありえるな。
どどどとうしよう。ボク、妹萌えだけど、ガチで近親相○は受け付けないから。
火讐くんってば!!!

「妹につっこめるわけないでしょ。入れるのは兄貴っすよ」
「へ?」
「怖くないぞ、知世。兄貴のは初心者向けだからな」

ちょ、それはそうかもしれないですけどぉ〜。

「兄貴になら安心して知世を任せられるぜ!」

何さわやかにとんでもないこと言ってるの!

「ダメ!!ボク、・・・その、女の子のあそこなんて見れないから!」

あーあ。あまりの展開に兄貴はどっか行っちゃった。

「なに言ってんすか!知世のがキタナイとでも!?他の女のよりずっと綺麗でしょう!!」

そういう問題じゃないよ火讐くん・・・。

「いや、だめ、だめだから・・・」
「ちゃんと見てくだせえ!さあ!」


ちなみにボク、ずっと顔背けてます。
ふたりがどんな格好してるのか想像もしたくない。
ていうか他の女も何も知りませんから(汗)
都合のいいときだけ百人斬り設定持ち出さないで(汗)
ホラだってわかってるでしょさすがに。

「てか、この状況異常だから!ありえないから!」 
「あ、兄貴!」 
「もう、近親相○でもなんでも勝手にやってよばかぁ!」

すてててて。

「あ、兄貴が逃げたっ!」 

次の日、さすがに気になってこっそり確認したら、
兄貴逃走で萎えたふたりはきまずく体を離したんだって。
良かった・・・一線を越えないで・・・。

「バカなこと頼んで申し訳ないっす」

頭を下げる火讐くん。
ほんとにそうだよ!
きっと、舎弟たちの中での兄貴なら
男前に兄も妹もいただいちゃうんだろうけど(汗)
実際のボクは、いくらチョコたんのでも、
いや、チョコたんのだからこそ、見たくないんです。
男として根本的にだめなのはよくわかってます。はい。

しかし、事実はエロゲより上を行ってるんだね・・・エロゲなんてしないけど。
ふたりに近親相○のにおいは感じなかったんだけどなぁ。

「大丈夫っすよ。兄貴が間に入らない限りああいうことは起こらないっすから」

ほんとー?そんなことマジ顔で言われてもねえ・・・。

「兄貴あってのオレ達っすから」

ボクって、自分で思ってる以上に罪を作ってるのかもしれない(汗)




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