「うわあ・・・これは引く」
「ボクのパソコンでピンク検索しないでよね」
「いや、ピンク検索じゃないし。普通に情報サイトだし。
オタク関連グッズでここまで引いたのははじめてかもしれん。
ショタエロアニメもBL鬼畜乱交ゲーも大概だけど、
これには負ける」
「パンピーのくせに、なんでそういうの見たがるかなあ・・・」
「人間のどす黒い部分をつきつけられた気がした。
初めてマジ○チって使うよ・・・」
「そんなに酷いの?どれどれ・・・あー・・・」
「鬼畜モノが厳しくなってきたからギャルの質で勝負するってやつ?
どこに向かってるの?なにを目指してるの?」
「ボクに聞かれても」
「カテゴリは何だ?異形の美少女?美しきモンスター・・・
アカンアカン」
「無理に解説しなくていいから」
「すげえ良心が試されるよ、これ・・・。
彼女の過去とか、今まで受けてきた仕打ちとか、
ちょっとでも考えたら萌えどころじゃないだろ。
てか、むしろこれ普通に楽しめる奴は犯罪者予備軍じゃねーか!?
お前まさかこんなんやらないよな?」
「いや、いくらボクでも引くから」
「でもお前、ヒロイン難病もののアニメはまってたじゃん!
しかもぼろぼろ泣いて感動してたし」
「それとこれとは・・・」
「根は同じだろ。かわいそう萌えなんて言っても、ようするにあれだ、
女に優位に立ちたいんだろ。きめぇ」
「う・・・そんな、そんなこと・・・」
「あーー、泣くな泣くな。うそ。うそだから!
お前はそんなやつじゃないよなあ」
「うう、茶越くんがいじめたー」
「お前はキモオタだけどそんなやつじゃない。オレが保証する。
ほら、頭撫でてやっから」
「別にうれしくないし」
「ちっ。朝から不快なもん見ちまったぜ。気分治しに一発・・・」
「ばかっ」
「なんだよ殴ることないじゃん!
ああ、しかし、なんだな、絵はかわいいよな。
ぱっと見萌えるんもしれん・・・いやアカンアカン!」
「無理に萌えなくていいから。それは開かなくていい扉だから」
「ま、どんなギャルゲヒロインよりお前が萌えるけどな!」
「ギャルゲでもそんなべたな台詞出ないよ・・・」
「まんざらでもなさそうじゃん・・・」
「ん・・・」
「ご機嫌なおったかなv」
「ばか・・・」
|