「お、団吾、いいもん食べてんじゃん」
「へへ。いいでしょ」
「それ、にんにくチョコだろ。すげー高いヤツ。舎弟たちの戦利品か」
「違う違う。差し入れ」
「そんな高いもんくれるやついたんだ」
「うん、チョコたん、チョコたんて火讐くんの妹さんなんだけどね、
オタのボクが言うのもなんだけどすっごくかわいい子なんだ。
その子が今日来て、番長さんにって、名指しで」
「その子いくつ?」
「中二」
「中二かぁ・・・」
「今度遊びに来てくださいね、きっとよ、だって。
ああ、あのアニメ声、たまらないなぁ」
「団吾、前から思ってたんだが」
「ん?何何?」
「攻め×攻め×受けならいい。
片方がやってるときにもう片方が休んでられるからな。楽だ。
だが、攻め×受け×受けだと待ってる受けは退屈だろう?どー考えても。
そういうときこそ男気を発揮して攻めに回るべきだと思うんだよ、受けでもさ」
「なぜそれ今言った?なぜ今それ言った?」
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