なんだかんだで仲いいです


「あ、茶越くん、それは見ないほうがいいんじゃない?」
「そういわれると見たくなるんだよなぁ」
「後悔するよ?」
「どれどれ・・・て、げーーーー!!」
「ほら後悔した」
「なんだこれは!なんで男が二人からまってるんだ!」
「依頼だから。趣味じゃないから」
「番長にBL書いてって頼んだつわものがいたのか」
「いや、まろんのほうにです。百合原稿のお礼にね」
「だろうな・・・さすがに。
て、お前、これモデルオレだろ!気持ち悪いんですけど!」
「似てるかな?八重歯キャラだったからちょっと参考にさせてもらったんだけど」
「しかも相手の顔どー見ても会長だし!」
「鬼畜眼鏡だったからついね」
「不快だ。ものすごく・・・」
「その本あげるから許して」
「要るかっっ。しかし、はーーー・・・ほー・・・」
「なんだかんだで気に入って読んでるじゃん」

「べつに気に入っちゃいねえが・・・。
『隠す必要なんかないよ。どこもかしこも、芸術品のように綺麗だ・・・』
すげぇ台詞だなオイ・・・」
「音読は禁止です」
「『ちいさくてピンクで、とてもあいくるしい・・・』
・・・お前オレのピー見たことあるのか?」
「見てないし、見たくもないです」
「しかもこれ、全然誉めてないし」
「そこはツッコミ入れちゃだめだよ。BLはそういうもんだって覚えてて」
「これからのオレの人生にまったくプラスにならない知識得ちまったよ・・・。
『ここも・・・』『あ、そんなとこ見ちゃ・・・』
『綺麗だ。私以外誰も知らないんだな・・・』」
「わーーーやめてっ!」
「綺麗な尻の穴ってどんなんだ?」
「だからそこつっこんじゃだめだって!てか尻の穴とかやめて」
「尻の穴は尻の穴だろうが」
「だからぁ」
「なんだぁ?お前らは尻の穴のことを薔薇の蕾とでも呼んでるのか?」
「かえって卑猥だから!恥ずかしいから」
「オレのほうが恥ずかしいわっ。
いくらオレが純白で汚してやりたい系だからって、
妄想の中でありとあらゆる姿にして辱め、股間を疼かせていたとは・・・
なんてケダモノだっ!」
「してないし、今後もする気まったくない」
「くやしい!今度お前のオタ友に頼んで御手洗番長が
江田島平八と範馬勇次郎とスタープラチナにオラオラと犯されるマンガ描いてもらうからなっ!」
「カップリングはそのマンガ内で作らなきゃだめだよ。越境は反則」
「つっこむとこそこ?!」
「勇次郎はともかく、塾長はさすがに・・・できるかなぁ?」
「そこでもないから!マンガ脳ってこういうの?」



BACK