お泊りin火讐家
えっと、寝るのに服脱ぐ必要ありましたっけ? ないよね?はれんちだよぉ。 「知世子、腹が冷えるぞ。おなごが腹を冷やしてはいかんだろう・・・ 尻をそんなに丸出しにするもんではない!目のやり場に困るではないか!」 お風呂上りのノースリーブのワンピース姿も、 まるい肩ややわらかそうな腕が十分眩しかったんだけど、 お布団の上でさらにそれを脱ぎ始めたのだから大変だ。 「火讐、妹になにか言ってやれ・・・て、お前もか!」 「兄貴も脱ぐんですよ」 「え?」 「それがうちのルールです」 火讐くん、こちらはまったくいやらしさのない均整の取れた裸体をさらして けろっとしている。 「健康促進にはこれが一番なんです」 いや、それはそうかもしれないですけど。 「寒いときはこうしてくっいているとあったかいですし」 健康志向なご家庭なんですね・・・。 ああ、火讐くん、小さい頃から乾布摩擦とかしてそうだなぁ。 じゃあチョコたんの裸も見慣れてるのか・・・だから平気なのか・・・ うーん、やっぱりちょっとズレてる気もするけど・・・。 うーん、郷に入れば郷に従え、かな。脱ぐべきかな? 「ち、知世子、そんな、そんな可憐な胸のふくらみをあらわにするのはいかん、 いかんぞ!」 兄貴口調だとなんか卑猥になっちゃうなぁ(汗) とりあえず、一応ほら、まだ家族じゃないし、やっぱり、ね?というわけで、 (あたりまえなのに・・・うう) 全員、最低限の下着だけは身に付けた状態でお布団をかぶった。 おやすみなさい。 ん?なんか下のほうでごそごそしてるけど・・・。 ちょ、火讐くん、かわいい妹の前で、よしなさいって! あれ?なんか、手が複数あるような・・・。 「知世、そんなに強く握っちゃっだめだ。もっとソフトに」 「こう・・・?」 「そうだ。上手いぞ」 何の手ほどきしてんのお兄さん!? 「ちょっと硬くなってきたよ・・・」 「それでいいんだ」 よくないよくない! いや、もう、ね・・・ このふたり、ボクをなんだと思ってるの・・・(泣) |
安眠グッズですから、兄も妹も握りたくなるんです。
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