オタといると情報過多になるものです


「お、これ面白い。
年を取ると、
『あまりに率直に大胆不敵に、怖いもん知らずに、遠慮慎みもなく、
自己解放こそ神のおさとしと思い込み、
天真爛漫に、童心に返って、これでもかこれでもかと貪欲に、
恥も外聞も打ち忘れ、髪を振り乱し、いきり立ち、目の色変えて、
自分でケツ動かして、親の敵に巡りおうた如くむしゃぶりつき、
飾り気なくというか素直というか、あまりに自分の快感に我を忘れている、』
そういう女がつくづく嫌いになるんです、だってよ」
「なにを言わんとしているかよくわかんないけど、
とりあえず、ボクはぴちぴちの16歳ですから。お年よりじゃないから」
「お、生意気に若い男のつもりだな!」
「いや、実際若い男なんですけど」
「でもあれだな。
実際、嫁にするなら深情けタイプより世話女房タイプだよな。
つまり嫁さんにするなら馬刺しくんがベストってことで」
「どうしてそうなるの・・・。
まぁ確かに火讐くんは嫁って感じじゃないけど・・・情婦・・・?」
「阿部定みたいに奥さんに触らせたくないからってナニを切り取りそうだな。
こわいこわい」
「うわぁ・・・」
「オレ、持って歩きますから。懐に入れて・・・
時々取り出して頬擦りしたりキスしたり・・・とか言いそう。
でもチョン切ったらただの肉片だよな・・・使えなくなるのは困るかな・・・」
「やめてよグロい!」 
「男冥利に尽きるな!お前がうらやましーぜ!」
「いや、絶対思ってないから。他人事だと思ってるから」
「他人事だもん」
「最近茶越くん妄想癖ついてるよね?なんで?」
「お前の影響に決まってるだろっ!
ついでにお前が持ってる本ろくな知識つかねーよ!このオタ!」
「好んで読んでるくせに!」
「好きだからだよチクショー!お前もお前の好みも」
「ハイハイ」
「このオタ、オタのくせにほんと、色々生意気だーっ!」





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