理屈でオタに勝てるわけない


「撮影会、あるんだって?」
「茶越殿はお耳が早いでござるな」
「やっぱり、女装?」
「求められているものに応えてこそ読者サービスでござるからな」
「やっぱり・・・んー、あのさ、そんなに見たいかな?」
「というと?」
「あいつ、女顔だしそれなりに似合うとは思うけどさ・・・
あれでけっこうガタイいいし、いくらなんでも女の子には見えんだろ?」
「まるでわかっていないでござるな」
「わかりたくない・・・」
「にょしょうに見えたらすこしも面白くないでござろう?」
「そういうもん?」
「にょしょうにしか見えない男子では別のジャンルになってしまうでござる。
違和感があるからこそ、
『いやだけど、仕方なくやってるんだからね?!』
という感じが出て萌えるのでござるよ」
「やっぱよくわかんねー」
「無理にわからなくていいでござる。
最近はパンピー殿が我が物顔に居座ってござるけど、
本来萌えはオタクの聖域でござるからな!」
「す、すいませんでしたッ!」




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