美味しく食べて


「湯上りの兄貴ってほかほかして美味そうっすね」

え、そう?
ボクはお風呂上りの火讐くんってセクシーだなって見とれてたんだけど。
ボクって美味しそうなのかな・・・
て、痛い!なにするの!

「桃まん発見」

そんなお茶目さんなの!?

「はぐはぐ・・・これは美味い」

ばかぁ・・・もう、ばかぁ。

「湯上りの兄貴の尻って、ほかほかの桃まんそのもの・・・」

そんな幸せそうに言わないで。やめてって言えなくなるから。

「兄貴好きっす」

ありがと。ボクもだよ。でもこれ以上弄ぶのやめて。体もたないから。
だんだん磨り減ってく気がするから(汗)

「弱いんすね」

そうだよ。ただのオタなんだから。

「猛火に耐える強靭な皮膚も、危険が迫ると発電するトゲつきの尻も、
真っ白な羽のついた巨大な珍もないっすもんね」

うう・・・改めて聞くと酷い(汗)

「でも好きっす。
つるつるの赤ん坊みたいな皮膚と、むちむちの尻と、
かわいい珍の兄貴が好き。
すべてひっくるめて兄貴だから大好き」

ああ、なんか、もう、どうなってもいいよ。
ボクなんか、なくなってもいい。
君の好きにして。
食べちゃって・・・できれば美味しく・・・。

て、ボクなに言ってるの!?本気でヤバくない?!一線越えてない!?
え、今更?そうでしたね・・・君が相手じゃね。
勝負は見えてました。負けて良かった・・・。




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